
プラセンタには色々な種類があります。
現在最も多く流通しているのが「豚プラセンタ」ですが、高価な商品では「馬プラセンタ」が使われている事があります。
質にこだわるのであれば絶対に「馬プラセンタ」がオススメなのですが、、どんな違いがあるのか知りたいですよね?
そこで、今回は「豚プラセンタ」と「馬プラセンタ」どんな違いがあるのか徹底比較してみました!
目次
1.安全性の比較してみました!
日本では狂牛病(BSE)の発生を機に厚生労働省は「狂牛病(BSE)が発生している国の牛や羊など反芻動物の胎盤を原料としないこと」と通知を出しているため、日本での羊プラセンタの流通は輸入のみになってしまいます。
豚と馬に関しては飼育環境により安全性は変わってきます。
「豚プラセンタ」の安全性は?
豚は身体が弱く、病気になりやすいため、抗生物質が多く投与されている可能性があります。
SPF豚の胎盤から抽出した「豚プラセンタ」が安全だと言われています。
日本SPF豚協会が厳格に定めた基準で、抗生物質を与えずに飼育され、特定の微生物や寄生虫に由来する病原菌をもたないクリーンな豚から採取されたプラセンタです。
※逆に、飼育環境や豚の管理に関して記載されていない商品を買うのは避けた方がよいかも知れません。
「馬プラセンタ」の安全性は?
基本的に馬は体温が高く寄生虫が繁殖しにくく感染症に強いという点で安全性が高いと言われています。
その中でも、サラブレッドなど、飼育から出産まで徹底管理されているものであればかなり安全性が高いので安心して使用できますね!
※モンゴルやニュージーランド産のプラセンタもありますが、可能であれば「北海道産のサラブレッド馬プラセンタ」を選んだ方が安心ですね!
2.希少性を比較してみました!
金額にも反映されていますが、希少性に関しては、「馬プラセンタ」の方が圧倒的に高いです!
「豚プラセンタ」の希少性は?
豚は妊娠期間が約5か月で1年に2回出産し、1度に10頭~12頭出産すると言われています。
つまり、1頭の母豚から年間20頭前後の胎盤が入手可能です。
豚は飼育数も多い為、安定供給という点から流通量も多く、比較的安価になります。
※価格の目安ですが、1か月3,000円~5,000円くらいの商品が多いです。
「馬プラセンタ」の希少性は?
馬は妊娠期間が約11か月で1年に1回出産し、1度に1頭しか出産しません。
特にサラブレッドの場合、母体の数も豚より圧倒的に少なくなる為、希少性が高く、「豚プラセンタ」よりも高価になる傾向にあります。
※価格の目安ですが、1か月8,000円~10,000円くらいの商品が多いです。
3.成分を比較してみました!
胎盤自体に豊富な栄養素が含まれていますが、そこから抽出されたプラセンタエキスにも人体に有効な成分が多く含まれている事が分かっています。
タンパク質・脂質・糖質の三大栄養素の他にも数十種類のアミノ酸や、ビタミン・ミネラル・核酸・酵素、さらにプラセンタ特有の「成長因子」が含まれています。
価格が違う「豚プラセンタ」と「馬プラセンタ」ですが実際、成分の違いはあるのでしょうか?
「豚プラセンタ」の成分は?
「豚プラセンタ」にも有効成分は多く含まれていますが、アミノ酸の含有量が「馬プラセンタ」よりも少ないと言われています。豚の胎盤は薄い膜ですが、馬の胎盤は人間と同じくらい厚いからだと言われています。
「馬プラセンタ」の成分は?
アミノ酸含有量が「豚プラセンタ」の約296倍も多いといわれています。
あの大きな馬から1頭しか産まれない為、胎盤が厚い為、抽出した成分が濃いといわれているようです。
豚にはない必須アミノ酸が6種類も含有されているため、豚プラセンタ以上の効果が期待できます。
「豚プラセンタ」と「馬プラセンタ」のアミノ酸含有量比較
アミノ酸名 | 豚 | 馬 | アミノ酸名 | 豚 | 馬 |
---|---|---|---|---|---|
バリン | 7mg | 700mg | アルギニン | 2mg | 1830mg |
リジン | 9mg | 940mg | アラニン | 9mg | 2220mg |
ヒスチジン | 0mg | 270mg | グリシン | 6mg | 5710mg |
フェニルアラニン | 0mg | 530mg | プロリン | 4mg | 2870mg |
スレオニン | 5mg | 510mg | グルタミン酸 | 11mg | 2630mg |
ロイシン | 6mg | 880mg | セリン | 7mg | 900mg |
イソロイシン | 2mg | 400mg | チロシン | 0mg | 80mg |
メチオニン | 0mg | 200mg | アスパラギン酸 | 7mg | 1540mg |
トリプトファン | 0mg | 10mg | システイン | 0mg | 30mg |
※赤字は必須アミノ酸
※(財)日本食品分析センター調べ

4.「豚プラセンタ」と「馬プラセンタ」の比較まとめ!
豚プラセンタ | 馬プラセンタ | |
安全性 |
〇 SPF豚がオススメ! |
◎ 国産サラブレッドがオススメ! |
希少性 |
〇 1か月3,000円~5,000円 |
◎ 1か月8,000円~10,000円 |
成分 |
〇 |
◎ アミノ酸含有量が296倍! |
今回、主に化粧品やサプリメントで使われている豚と馬、2種類のプラセンタを比較してみました。
価格も手ごろで使いやすいのは「豚プラセンタ」ですが、せっかく使うのであれば「馬プラセンタ」を使いたいですよね!
プラセンタの美容液を実際に使ってみた感想など記事にしているので、皆さまのプラセンタ選びの参考にしてくださいね!
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