
年齢とともに、シミやくすみって気になってきますよね!
美白には「ビタミンC誘導体」が良いという情報もありますが、みなさんはどのように美白化粧品を選んでますか?
今回は私がいつも使っている美白にも有効な「プラセンタ美容液」と注目の美白成分「ビタミンC誘導体」どちらが美白に効果があるのかなど調べてみたので紹介したいと思います!
目次
1.美白有効成分ってどんなものがあるの?
美白成分には、厚生労働省に医薬部外品として美白効果と安全性が認められた美白有効成分があります。
ただし、必ずしも医薬部外品に承認された美白有効成分の方が、承認されていない美白成分よりも効果が高いというわけではなく、あくまでも一定の配合範囲による美白効果と安全性が国に認められた成分ということです。
以下に現在までに医薬部外品として承認された19種類の美白有効成分をまとめました。
成分名 | 申請企業 | 承認年 | 美白作用の種類 |
プラセンタエキス | – | – | チロシナーゼ活性抑制 |
リン酸アスコルビルマグネシウム塩 | 武田薬品工業 | 1980年代 | チロシナーゼ活性抑制 メラニン還元 |
コウジ酸 | 三省製薬 | 1988 | チロシナーゼ活性抑制
TRP-2活性抑制 |
アルブチン | 資生堂 | 1989 | チロシナーゼ活性抑制 |
アスコルビルリン酸ナトリウム塩 | カネボウ | 1990年代 | チロシナーゼ活性抑制
メラニン還元 |
アスコルビン酸グルコシド | 資生堂 | 1994 | チロシナーゼ活性抑制
メラニン還元 |
エラグ酸 | ライオン | 1997 | チロシナーゼ活性抑制 |
ルシノール | ポーラ化成 | 1998 | チロシナーゼ活性抑制
TRP-1活性阻害 |
カモミラET | 花王 | 1999 | エンドセリン-1伝達抑制 |
リノール酸S(リノレックS) | サンスター | 2001 | チロシナーゼ分解促進 |
トラネキサム酸 | 資生堂 | 2002 | プロスタグランジン生成抑制
プラスミン産生抑制 |
4MSK | 資生堂 | 2003 | チロシナーゼ活性抑制 |
VCエチル | 日本ハイボックス | 2004 | チロシナーゼ活性抑制 |
エナジーシグナルAMP | 大塚製薬 | 2004 | メラニン排出促進
(表皮ターンオーバー促進) |
マグノリグナン | カネボウ | 2005 | チロシナーゼ成熟抑制 |
VC-IP(NIKKOL VC-IP EX) | 日光ケミカルズ | 2007 | チロシナーゼ活性抑制
メラニン還元 |
ニコチン酸アミド(D-メラノ) | P&G | 2007 | メラノソーム移送抑制 |
TXC | シャネル | 2009 | プロスタグランジン生成抑制 |
デクスパンテノールW(PCE-DP) | ポーラ化成工業 | 2018 | メラニン排出促進
(表皮ターンオーバー促進) |
2.ビタミン誘導体の種類と美白のメカニズム
ビタミンC誘導体って?
ビタミンCのままだと肌に浸透しにくく、効果があまりありません。ビタミンC誘導体は「ビタミンCを肌に浸透しやすくした成分」です。
ビタミンC誘導体は肌の奥に浸透してから、酵素の働きで、ビタミンCへと変化する特殊な成分です。
ビタミンC誘導体の種類
ビタミンC誘導体は成分名ではないので、色々種類があります。
成分としてはビタミンC(L-アスコルビン酸)に他の成分を結合させて誘導体化したものです。
また、ビタミンC誘導体には、いくつか種類があり、美白成分として医薬部外品に承認されていないものもあります。
成分名 | 慣用名 | 医薬部外品 | タイプ | 安定性 |
リン酸アスコルビルMg | APM | 〇 | 水溶性 | 〇 |
アスコルビルリン酸Na | APS | 〇 | 水溶性 | 〇 |
アスコルビルグルコシド | AA2G | 〇 | 水溶性 | ◎ |
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル | VCIP | – | 油溶性 | ◎ |
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na | APPS | – | 両親媒性 | △ |
3-O-エチルアスコルビン酸 | VCエチル | 〇 | 水溶性 | ◎ |
イソステアリルアスコルビルリン酸2Na | APIS | – | 両親媒性 | ◎ |
カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸 | GOVC | – | 両親媒性 | ◎ |
ビタミンC誘導体の効果
ビタミンC誘導体は厚生労働省が認可する美白有効成分である一方で、ニキビ予防の成分としても配合されることが多く、皮脂のバランスを整えることから、さっぱりした使用感が特徴です。
ビタミンC誘導体には保湿効果はないためヒアルロン酸Naやアミノ酸など保湿・保水効果の備わった成分が一緒に配合されているものや、別で保湿は必ずするようにした方が良さそうです。
・メラニン生成を抑制&還元(美白)
・過剰皮脂分泌を抑制
・コラーゲンの生成を促進
・抗酸化(エイジング効果)
3.「ビタミンC誘導体」と「プラセンタ」どちらが美白に効果的?
「ビタミンC誘導体」、「プラセンタ」どちらも医薬部外品の美白成分として承認されているのですが、どちらが効果があるのでしょうか?
結論、どちらも効果がありますが、美白単体の効果でいえば、「ビタミンC誘導体」の方が効果が高そうです。

ビタミンC誘導体の美白メカニズム
①メラニン生成を抑制
ビタミンC誘導体には、メラニンの原因となる”チロシナーゼ酵素”を抑制する働きがあります。
チロシナーゼ酵素の働きを抑制し、これからできる日焼け・しみを予防する効果があります。
②メラニンを還元
ビタミンC誘導体にはメラニンを還元(=無色化)する作用もあります。
メラニンは元々チロシンという淡色の物質なのですが、紫外線を浴びることでだんだん濃色に変化していきます。
ビタミンC誘導体はこうして濃色になったメラニンを淡色の状態へ還元し、薄くする効果があります。
プラセンタの美白メカニズム
プラセンタは細胞を活性化させ、血行促進することによりターンオーバーが促進され、肌にたまったメラニンを排出することによって美白へと導きます。
ビタミンC誘導体よりも速度は遅いが、時間をかけながら美白していくイメージです。
4.まとめ
美白成分として有名な「ビタミンC誘導体」を紹介しました。
様々な化粧品に含まれている成分で、美白の他にも過剰な皮脂分泌を抑制したり、コラーゲンの生成を促進、抗酸化などの効果があります。
ただ、「ビタミンC誘導体」だけでは十分なケアにはならないので、その他の化粧品との組み合わせなどが重要そうです。
「プラセンタ」は、美白効果に関しては「ビタミンC誘導体」に劣ってしまうかもしれませんが、プラセンタは肌の奥から新しい細胞を押し出して肌を再生することで、シミを肌の奥から表面に押し出してくれます。
原液タイプを使う事で、シワ、たるみなど、アンチエイジングしながらシミも薄くしてくれますので、シミが気になる方にも是非使って欲しいです。
プラセンタの効果や、実際に使ってみた感想など紹介しています。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
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